千葉県では、令和元年台風15号で被害を受けた方に対し、無利子や低金利で様々な資金の貸し付けをおこなっています。
災害援護資金の貸付(令和元年台風15号)
千葉県では、令和元年台風15号の災害により負傷又は住居、家財の損害を受けた方に対して、災害弔慰金の支給等に関する法律に基づき、生活の再建に必要な資金を貸してくれます。
対象者となるのは、以下のいずれかの被害を受けた世帯の世帯主になります。
- 世帯主が災害により負傷し、その療養に要する期間が概ね1か月以上
- 家財の3分の1以上の損害
- 住居の半壊又は全壊・流出
貸付限度額
貸付限度額は以下になります。
世帯主に1か月以上の負傷がある場合
- 当該負傷のみ・・・150万円
- 家財の3分の1以上の損害・・・250万円
- 住居の半壊・・・270万円
- 住居の全壊・・・350万円
世帯主に1か月以上の負傷がない場合
- 家財の3分の1以上の損害・・・150万円
- 住居の半壊・・・170万円
- 住居の全壊(エ.の場合を除く)・・・250万円
- 住居の全体の滅失又は流出・・・350万円
利子について
貸付利子は、年3%以内で市町村等が条例で定める率(据置期間中は無利子)です。
被災者の経済的負担を軽減するため、据置期間後の利子についても、無利子となるように、利子相当分を県が全額助成してくれます。
千葉県でお金を借りるのには時間がかかります。
返済について
据え置き期間は、3年以内(特別の事情がある場合は5年になります。)で、償還期間は10年以内になります。
所得制限があります
災害援護資金の貸付(令和元年台風15号)を受けるには所得制限があります。以下の場合が対象になります。
- 世帯人数1人の場合・・・市町村民税における前年の総所得金額220万円
- 世帯人数2人の場合・・・市町村民税における前年の総所得金額430万円
- 世帯人数3人の場合・・・市町村民税における前年の総所得金額620万円
- 世帯人数4人の場合・・・市町村民税における前年の総所得金額730万円
- 世帯人数5人以上の場合・・・1人増すごとに730万円に30万円を加えた額。ただし、住居が滅失した場合は1,270万円
お問合せ先
貸付の受付窓口は市町村で行われていますので、お住まいの市町村にお問い合わせください。
ココに注意
千葉県で貸してくれる災害援護資金は、申し込んだその日に借りることはできません。時間に余裕をもって申し込みましょう。
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担保・保証人不要ですぐに借りられるので、千葉県からの資金が借りられるまでの間のつなぎ資金としても最適です。
台風15号による被害に対する農業・漁業災害対策資金
千葉県では、台風15号による農業・漁業への被害が大きかったことから、「千葉県農業災害対策資金」「千葉県漁業災害対策資金」が発動されました。
この資金は、災害により被害を受けた農業者・漁業者の経営の維持安定を図るため、再生産に必要な資金又は施設の復旧資金を、県や市町村及び融資機関が協力して無利子で融資するものです。
借入れには、市町村の罹災証明書(災害による被害を証明する書類)が必要です。
千葉県農業信用基金協会・全国漁業信用基金協会千葉支所の債務保証を利用した際の保証料については、県と市町村が協力して全額補助してくれます。
貸付の開始期間は、令和元年10月下旬の予定です。
資金使途
資金区分 |
経営安定資金 |
施設復旧資金 |
---|---|---|
資金使途 |
事業の再生産に必要な資金 |
農業・漁業用施設(簡易な施設を除く)が損壊した場合において、当該施設を原状に復元するために必要な資金 |
貸付限度額 |
被害額の80%以内で600万円以下 |
被害額の80%以内で1000万円以下 |
償還期間 |
7年以内 |
8年以内(うち据置2年以内) |
利子について
無利子です。
お問合せ先
市町村の農業・漁業融資担当窓口にお問い合わせください。
ココに注意
千葉県で貸してくれる「千葉県農業災害対策資金」「千葉県漁業災害対策資金」は、申し込んだその日に借りることはできません。時間に余裕をもって申し込みましょう。
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